要点

  • ニックスファンはNBAファイナルの間、迷信を取り入れている。
  • ジョーディン・ウッズのオレンジ色のバッグは幸運のお守り。
  • ベン・スティラーは敗戦後、試合用の服を燃やした。
  • ファンは運を変えようと儀式を行っている。
  • 第5戦はニックスの優勝への望みにとって重要だ。

ニューヨーク・ニックスが歴史の扉の前に立ち、1973年以来初のNBA優勝まであと1勝に迫るなか、話題は選手たちだけではない。ファンたちは、チームのプレーオフ快進撃を後押ししていると信じる、風変わりな迷信の世界に真っ先に飛び込んでいる。Jalen Brunsonとその仲間たちだけの話ではなく、街の注目を集めているのは幸運のお守りや儀式だ。

最も話題になっている幸運のお守りの1つは、ニックスのスター、Karl-Anthony Townsと婚約しているモデルで起業家のジョーディン・ウッズのものだ。彼女の鮮やかなオレンジ色のバッグは、アトランタ・ホークスとのプレーオフ開幕戦で初めて登場して以来、試合日の装いの定番になっている。ニックスが13連勝を重ねると、ファンは「やっぱりバッグだ!」と叫び始めた。今季は靴よりも、アクセサリーがすべてなのだ。

ただし、第3戦では迷信が大きな試練を迎えた。ドナルド・トランプ大統領の来場により、マディソン・スクエア・ガーデンが厳格なバッグ持ち込み禁止方針を実施したためだ。ウッズは幸運のバッグを持ち込めず、ニックスが115対111で敗れるのを見守ることになり、バッグこそが成功の鍵だというネット上の説が一気に広がった。ファンは彼女のSNSに第4戦でもバッグを持ってくるよう殺到し、彼女はそれに応えた。その結果は? サンアントニオ・スパーズ相手に107対106の薄氷の逆転勝利。運が気まぐれな相棒であることが、改めて証明された。

しかし、迷信ブームに乗っているのはウッズだけではない。マディソン・スクエア・ガーデンの外でニューヨーカーたちがお香やセージを焚く動画が拡散し、試合開始前に悪い気を浄化したいという思いがうかがえる。球団の53年に及ぶ優勝遠のきを終わらせるためには、あらゆる手段を講じるべきだと冗談を言う人もいれば、こうした儀式がニックスの運を味方に変えていると本気で信じる人もいる。

熱狂的なニックスファンである俳優ベン・スティラーも、この流れに加わっている。第4戦を前に彼はESPNで、妻のクリスティン・テイラーと一緒に、第3戦で着ていた不運な服と決別することにしたと明かした。「二度と、あのバカげたファイナル用シャツは着ない。あれも、ジーンズも最悪だった」と彼は冗談めかし、さらに「全部きれいに水に流すんだ」と付け加えた。優勝を5年以上待ち続けてきたファン層にとって、少しの迷信は払うには小さな代償なのかもしれない。

ニックスはサンアントニオのフロスト・バンク・センターで行われる第5戦に向けて準備を進めており、試合はABCとESPNで東部時間午後8時30分開始予定だ。ファンは、自分たちの儀式と幸運のお守りがチームを勝利へ導くことを願っている。ニックスはついに呪いを断ち切れるのか? それは時が教えてくれるだろう。ただ1つ確かなのは、ニューヨーク市では今もなお迷信の力が生きているということだ。

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著者について

Liam O'Connor

Liam O'Connorは、メディアにおけるLGBTQ表現を取り上げることに長けたエンターテインメントジャーナリストです。NYUで映画学を学んだ経歴とストーリーテリングへの情熱を背景に、Liamの批評やインタビューは、映画、テレビ、演劇におけるLGBTQ表現の変化し続ける状況に光を当てています。親しみやすい文体と深い分析により、読者から高い支持を得ています。

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